令和7年度 長崎県障害福祉分野の
ICT導入研修会

📅 令和7年1月16日(金)13:30〜
🏛️ 主催:長崎県
👨‍🏫 講師:長崎キャリアアップスクール株式会社

📋 本日の研修内容

🕐 第1部(13:30〜14:20)

ICTの基礎とDXの必要性

  • ICTとは何か?基本概念
  • 障害福祉分野でのICT活用の意義
  • デジタル化がもたらすメリット
  • 国の支援策と補助金制度

🕑 第2部(14:30〜15:20)

福祉現場で活用できるICTツール

  • タブレット・勤怠管理システム
  • グループウェア(desknet's NEO等)
  • 記録・情報共有システム
  • 導入事例と効果

🕒 第3部(15:30〜16:20)

生成AI活用と実践的な導入ステップ

  • 生成AIの基礎と業務活用
  • ナレフルチャット等の企業向けAIプラットフォーム
  • 段階的な導入ステップ
  • よくある課題と解決策

💡 第1部① ICTとは何か?

📖 ICTの定義

ICT = Information and Communication Technology

日本語で「情報通信技術」。コンピュータやインターネットを活用して、情報を収集・処理・共有する技術の総称です。

🔍 身近なICTの例

日常生活

  • スマートフォン・タブレット
  • LINE・メール
  • ネットショッピング
  • 電子マネー決済

福祉現場

  • 電子記録システム
  • 勤怠管理アプリ
  • オンライン会議
  • 情報共有グループウェア

💡 ポイント:ICTは「難しい技術」ではなく、すでに皆さんが日常的に使っているものです!

🎯 第1部② なぜ今、ICT化が必要なのか?

📊 障害福祉分野が直面する課題

❌ 現状の問題

  • 慢性的な人材不足
  • 紙ベースの二重記録作業
  • 情報共有の遅れによるインシデント
  • 職員の業務負担増大

✅ ICT化で解決

  • 業務効率化で人手不足をカバー
  • データ入力の一元化
  • リアルタイム情報共有
  • 直接支援時間の確保

⚠️ 2024年度報酬改定のポイント

  • ICT活用による人員配置基準の緩和
  • 記録のデジタル化が評価対象に
  • テレワーク・オンライン支援の推進

💰 第1部③ ICT導入支援補助金

🎁 障害福祉サービス等ICT導入支援事業

ICT機器・ソフトウェア導入費用の最大75%を補助

実質負担は約25%で導入可能!

📝 補助対象の例

カテゴリ 具体例
記録システム 介護記録ソフト、業務支援システム
情報共有ツール グループウェア、ビジネスチャット
端末機器 タブレット、スマートフォン
勤怠管理 タイムレコーダー、シフト管理

📞 詳細は長崎県障害福祉課にお問い合わせください

📈 第1部④ ICT化の具体的なメリット

⏰ 時間削減効果

業務内容 従来 ICT導入後 削減効果
日報作成 30分/日 10分/日 約67%削減
勤怠集計 5時間/月 30分/月 約90%削減
情報共有 1時間/日 15分/日 約75%削減

👥 職員のメリット

  • 事務作業の負担軽減
  • 利用者と向き合う時間増加
  • 残業時間の削減
  • 情報をすぐに確認できる

🏢 事業所のメリット

  • サービス品質の向上
  • 人材確保・定着率UP
  • コスト削減
  • 法令遵守の徹底

🤔 第1部⑤ よくある不安と解消法

Q. 職員がパソコンに不慣れで心配…

A. 現代のICTツールはスマートフォン感覚で操作可能。タッチパネルやアイコン操作が中心で、特別なスキルは不要です。

Q. 導入費用が高そう…

A. 補助金を活用すれば実質25%の負担。月額数千円のクラウドサービスから始められます。

Q. セキュリティが心配…

A. クラウドサービスは専門家が24時間監視。紙の記録よりも安全性が高い場合も多いです。

💡 成功のコツ

  • 最初から完璧を目指さない(小さく始める)
  • ICTに詳しい職員を「推進リーダー」に任命
  • ベンダーのサポートを積極的に活用

休憩時間

10分間の休憩です
14:20 〜 14:30

📱 第2部① タブレット活用の基本

🎯 福祉現場でのタブレット活用シーン

  • その場で記録入力 → 二重作業の解消
  • 写真・動画で記録 → より正確な情報共有
  • マニュアル・手順書の閲覧
  • オンライン研修の受講

📋 おすすめの活用ステップ

Step 1:まず慣れる

  • 天気予報アプリで操作練習
  • 写真撮影・閲覧
  • 簡単なメモ入力

Step 2:業務で使う

  • 出退勤の打刻
  • 日報の入力
  • 情報共有の確認

⏰ 第2部② 勤怠管理システム

🕐 タブレットタイムレコーダーの特徴

✅ 導入メリット

  • 打刻データが自動集計
  • リアルタイムで勤務状況把握
  • シフト管理と連動
  • 給与計算ソフトと連携可能

📊 期待できる効果

  • 集計作業が月5時間→30分に
  • 打刻忘れ・ミスの防止
  • 残業管理の適正化
  • 法令遵守の徹底

💰 費用の目安

iPad(約5万円〜)+ アプリ(10人分で約11,800円〜)
補助金を活用すれば、実質負担は約1/4に!

💬 第2部③ グループウェア活用

📋 desknet's NEOとは

国産グループウェアの定番。スケジュール管理、掲示板、ワークフロー、ファイル共有など、組織の情報共有に必要な機能がオールインワン。

🎯 福祉現場での活用例

機能 活用シーン
スケジュール 利用者の予定、職員シフトの共有
掲示板 業務連絡、マニュアル周知
ワークフロー 休暇申請、稟議の電子化
ファイル管理 各種書式・テンプレートの共有

💰 費用の目安:クラウド版 1ユーザー月額 440円〜(税込)

🎧 第2部④ インカム活用

📻 インカムとは?

ヘッドセット型の無線通信機器です。離れた場所にいる職員同士が、ハンズフリーで即座にコミュニケーションできます。

✨ 福祉現場での活用シーン

🚨 緊急時の連絡

  • 利用者の急変や転倒時に全員へ一斉連絡
  • ヒヤリハット発生時の即時共有

🏃 日常業務の効率化

  • 移動しながら手を止めずに情報共有
  • 作業の進捗をリアルタイムで報告

💰 費用の目安

特定小電力トランシーバー:1台 約15,000円〜
免許・資格不要ですぐに使用可能!

📝 第2部⑤ 記録システムの選び方

📋 かべなしクラウドとは

障害福祉サービスに特化したクラウド型記録・帳票システムです。日々の支援記録から国保連請求まで、業務をトータルでサポートします。

🔍 導入検討時のチェックポイント

機能面

  • サービス種別に対応しているか
  • 国保連請求と連動できるか
  • 帳票出力は充実しているか
  • カスタマイズは可能か

運用面

  • サポート体制は充実しているか
  • 操作研修はあるか
  • データ移行は対応可能か
  • 費用は予算内か

⚠️ 導入前の注意点

  • 必ず無料トライアルで実際に操作してみる
  • 現場職員の意見を聞いてから決定
  • 導入後のランニングコストも確認

📊 第2部⑥ ICT導入成功事例

🏢 事例:A事業所(就労継続支援B型)

課題:紙の日報を毎日PCに転記、月末の集計作業に丸1日

導入:タブレット記録システム + 勤怠管理

結果:

  • 日報作業時間 30分→10分/日
  • 月末集計 8時間→30分
  • 職員の残業が月平均10時間減少

🏠 事例:B事業所(生活介護)

課題:口頭での申し送りが不十分、ヒヤリハット多発

導入:グループウェア + ビジネスチャット

結果:

  • 情報共有がリアルタイムに
  • ヒヤリハット報告が2倍に増加(早期発見)
  • インシデント件数が40%減少

休憩時間

10分間の休憩です
15:20 〜 15:30

🤖 第3部① 生成AIとは何か?

📖 生成AIの定義

生成AI(Generative AI)とは、学習したデータをもとに、新しい文章・画像・音声などを「生成」できるAI技術のこと。

代表例:ChatGPT、Claude、Gemini、Copilot など

💡 生成AIでできること

文章作成支援

  • メール・文書の下書き
  • 議事録の要約
  • マニュアルの作成
  • 翻訳・文章校正

業務効率化

  • 調べ物・情報収集
  • アイデア出し
  • データ分析の補助
  • プログラミング支援

⚠️ 注意点

AIの回答は必ずしも正確ではありません(ハルシネーション)。重要な情報は必ず確認しましょう。

🏢 第3部② 企業向けAIプラットフォーム

🔐 ナレフルチャットとは

ビジネス利用に特化したセキュアな生成AIプラットフォーム。複数のAIモデル(GPT-4、Claude等)を安全に業務利用できます。

✅ ビジネス向けAIのメリット

項目 個人向けAI ビジネス向けAI
セキュリティ 入力データが学習に使用される可能性 データが保護され、学習に使用されない
管理機能 なし 利用履歴・アクセス管理が可能
サポート 限定的 法人向けサポート

💡 福祉現場では:利用者の個人情報を扱うため、セキュリティが確保されたビジネス向けAIの利用を推奨します。

✍️ 第3部③ 福祉現場でのAI活用例

📋 具体的な活用シーン

1. 記録文書の作成支援

「○○さんの今日の様子をまとめてください」と入力すると、記録の下書きを作成。

2. 保護者向け連絡文の作成

行事のお知らせ、日々の連絡事項などの文面作成を効率化。

3. 研修資料・マニュアル作成

新人研修用の資料や業務マニュアルの草案作成に活用。

4. 会議議事録の要約

長文の議事録を要点のみにまとめる作業を短縮。

⚠️ 重要:AIに個人名や具体的な個人情報を入力しないでください。「利用者A」「職員B」のように匿名化して使用しましょう。

📝 第3部④ プロンプト(指示)のコツ

🎯 良いプロンプトの基本

AIに上手に指示を出すことを「プロンプトエンジニアリング」と言います。

✅ 効果的な指示の出し方

❌ 悪い例

  • 「メールを書いて」
  • 「報告書を作って」
  • 「まとめて」

✅ 良い例

  • 「保護者向けに、来月の行事予定をお知らせするメールを丁寧な文体で書いてください」
  • 「以下の内容を300字程度で要約してください」

📋 プロンプトの5要素

  • 役割:「あなたは福祉施設の職員です」
  • 目的:「○○のために」
  • 形式:「箇条書きで」「○○字程度で」
  • 条件:「丁寧な文体で」「専門用語を避けて」
  • 具体的な内容:作成したい内容の詳細

🚀 第3部⑤ ICT導入のステップ

📋 段階的な導入アプローチ

段階 内容 期間目安
Step 1 現状分析・課題の洗い出し 2週間
Step 2 ツール選定・トライアル 1〜2ヶ月
Step 3 推進リーダー育成 1ヶ月
Step 4 小規模導入(1部署から) 2〜3ヶ月
Step 5 全体展開・定着化 3〜6ヶ月

💡 成功のポイント

  • 小さく始めて、成功体験を積む
  • 推進役となるリーダーを決める
  • 現場の声を聞きながら改善
  • 無理のないペースで進める

📌 まとめ

🎯 本日のポイント

  • ICTは難しくない:すでに日常で使っている技術の延長
  • 補助金を活用:最大75%補助で実質25%の負担
  • 小さく始める:勤怠管理や情報共有から段階的に
  • AIも業務に:セキュリティに配慮しながら活用

📞 ご相談窓口

  • 長崎県障害福祉課
    補助金・制度について
  • 長崎キャリアアップスクール
    ICT導入支援・研修について

🙏 本日はありがとうございました

ご質問がございましたら、
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